前のエントリでネタにした文章に関して書かれたものの中で、
こんなものがあった。
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*白泉社の小説投稿ガイドライン?
登場人物の名前はカタカナではなく日本人の名前がいいです。
舞台も訳の分からない世界ではなくて現代日本がいいです。
そういった条件を満たしていたら、少しぐらいとんでもないことが起きてもかまいません。
広義とはいえ、一応ミステリーなので、「謎」には「合理的な解決」を。犯人が超能力者だった、というのは避けたほうが無難です。
ファンタジーや異世界を書く場合は「メートル」「グラム」といった単位、あるいは「テーブル」「スカート」といった英語系の言葉の扱いは慎重に。
キャラ萌えを意識するのはいいんですが、キャラ萌えだけの話ではないものを。あくまでも「物語」を読ませるための工夫・仕掛けとして、キャラに魅力を添付させる方向で考えてみてください。
学園を舞台にする場合は、「犯人(真犯人)が先生」というオチは、よほどうまくやらないといけません。
同じく、学園を舞台にする場合は、「学園の七不思議」というネタは避けたほうがいいと思います。
改行が多すぎる文章は、少し昔のジュニア小説みたいなのでやめましょう。
読者は「感動」を求めています。泣き・泣かせの要素は多分あったほうがいいと思います。
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・・・逆に、上記の条件を全て「守っていない」作品で、且つ
「マトモ」な作品だという評価が得られるものがあったら、それは
最 強 の 小 説
と呼ばれることになるだろうな、とは。
むしろ、上の条件全てに従順に書いたら、
「手堅くまとめらているが平凡すぎてつまらない」
とか何とか言われてオシマイな気が・・・。
・
でもしかし、上記の要素を守っていない、つまり
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登場人物の名前は全てカタカナ。
訳の分からない世界が舞台。
とんでもないことが起きまくる。
「謎」には「合理的な解決」が用意されていない
犯人が超能力者
異世界が舞台のファンタジーなのに「メートル」「グラム」と
いった現実世界の単位が普通に出てくるし「テーブル」「スカート」
といった英語系の言葉がためらいも無く使われていてそれに対する
フォローや説明は皆無。
キャラ萌えを意識しまくったキャラ萌えだけの話で、「物語」を
読ませるための工夫や仕掛けはない。
学園を舞台にしていて、「犯人(真犯人)は先生」
学園を舞台にしていて、ネタは「学園の七不思議」
改行がとても多い。
読者が求めているような泣き・泣かせの要素が入れられまくっている。
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・・・なんと言うんでしょーか、
あれ? もしかして業界全否定?
という気分がちょっとだけ多いにします。
・・・疲れているんだな、自分は。